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No.82/99

Zeiss Ikon Contax “Chrome Face”

製造台数は数百台

ドイツ · 1935

1932年から製造されたZeiss IkonのContaxは、LeitzのLeicaに対する同社の挑戦者として設計されました。

Leicaの成功が拡大していることを認識していたZeiss Ikonは、同じパーフォレーション付き35mmフィルムを使い、あらゆる点で上回るよう設計した競合機を製造することを決めました。Contaxという名称は、Zeissの従業員による投票を経て選ばれました。

Contaxはどのような基準から見ても驚くべきカメラであり、写真史に独自の道を切り拓きました。Leicaと同じように、Contaxも幾世代にもわたる類似機や影響を受けたカメラを生み出し、戦後にソ連がドレスデンのZeiss Ikonの生産工場を接収すると、広く普及したKievのレンジファインダー機が誕生しました。最初のKievは実際に、Contax IIの製造に使われた機械でそのまま生産されたものです。

ContaxはLeicaのコピーなどではなく、さまざまな面で革新をもたらし、きわめて難度の高い技術的解決に挑みました。その代表が、巻き上げ式のガレージシャッターのように、黒染めした真鍮の細板を連ねた独特の縦走り金属シャッターです(Leicaの横走りゴム引き布幕シャッターとは対照的です)。幕の走行距離が短くて済むため、Contaxは最高1/1000秒、のちに1/1250秒のシャッター速度を実現できました。

展示しているのは、きわめて希少な「クローム・フェイス」です。通常は黒のラッカー仕上げである前板が、後継のContax IIと同じクローム仕上げのものに替えられています。ごく少数のカメラにこうした変更が施された理由は、十分に記録されていません。戦争直後、Zeiss Ikonがシュトゥットガルトへの移転を余儀なくされ、黒の塗料が入手できなくなった時期に、予備部品から組み立てられたのではないかと推測する向きもあります。

流通しているクローム・フェイスのContax Iはごくわずか(数百台程度)とみられ、きわめて希少なコレクターズアイテムとなっています。

展示機の入れ替えについて

きわめて希少な「クローム・フェイス」のContax Iを展示する以前、当館では通常のラッカー仕上げのContax Iを展示していました。このカメラをひと目でそれとわからせる、伝説的な黒い外観をまとったものです。

ご来館の前に

入館無料・どなたでもご覧いただけます

  • 開館時間月曜〜土曜:10:00〜17:30
  • 所在地Studio Harcourt(スタジオ・アルクール), 6 Rue de Lota, 75116 Paris
  • 臨時休館日
    2026年10月15日木曜日
    2026年10月21日水曜日
    2026年10月28日水曜日
    2026年10月29日木曜日
    2026年10月30日金曜日
    2026年10月31日土曜日
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