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No.52/99

Leica M3

究極の名機

ドイツ · 1954

20世紀のカメラ産業は、いくつかのきわめて象徴的な名機を軸に展開してきました。その多くはLeicaが生み出したものです。Leica M3は、間違いなく、その大きな礎のひとつです。

1954年に発売されたLeica M3は、レンジファインダー機の新たな基準を打ち立て、50年以上にわたってほとんど変わることなく、デジタルへの移行をも乗り越えて受け継がれることになるデザインを導入しました。

M3は、当時としては法外なほど高価でしたが、Mシリーズ最大の商業的成功を収め、22万台以上が販売されました。

写真家のあいだでこれほどのスター的な地位を得たカメラはごくわずかで、ベートーヴェンの交響曲第9番や、さらには《モナ・リザ》にたとえる文章を目にすることも珍しくありません。Stuff MagazineとeBayによって「史上最高のガジェット」にも選ばれました。1959年の小説『ゴールドフィンガー』では、ジェームズ・ボンドがアタッシェケースに巧みに忍ばせたLeica M3を使います。超富裕層の途方もなく高価な持ち物のひとつとして描かれているのです。アンリ・カルティエ=ブレッソンをはじめとする象徴的な写真家たちは、すぐさまM3を愛機としました。

Leica M3は、機械的・光学的な完璧さを備えた、見事なまでに簡潔な宝石です。35mmカメラがなすべきことを、ほかのどの35mmカメラよりも見事にやり遂げます。新しくきわめて明るい採光式ブライトフレームファインダー、新しくより迅速なバヨネット式レンズマウント、中央にシャッターボタンを配した2回巻き上げ式レバーにより、M3はその後数十年にわたるレンジファインダー機の仕様を決定づけました。

インターネット上には、非常に長く専門的なレビューが数多くありますが、高すぎる価格を除けば、その設計に欠点を見いだしているものはないようです。

1957年、Leicaは廉価版としてM2を発売しました(数字が小さいことにご注目ください)。M2のファインダーのほうがM3よりも少し優れているかもしれない、とあえて言う人もいますが、愛好家のあいだでは、それはさして重要ではないようです。

ご来館の前に

入館無料・どなたでもご覧いただけます

  • 開館時間月曜〜土曜:10:00〜17:30
  • 所在地Studio Harcourt(スタジオ・アルクール), 6 Rue de Lota, 75116 Paris
  • 臨時休館日
    2026年10月15日木曜日
    2026年10月21日水曜日
    2026年10月28日水曜日
    2026年10月29日木曜日
    2026年10月30日金曜日
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