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No.57/99

Univex Mercury

アメリカ · 1938

見てのとおりの理由から「せむし(hunchback)」と呼ばれることの多いMercuryは、1938年にUniversal Camera Group(Univexの名でも知られます)によって最初に発売されました。Univexはその後、第二次世界大戦中はカメラの製造を中断し、軍向けの双眼鏡を製造しました。事業が再開された1946年に、Mercury IIの生産が始まりました。

重いアルミニウム・マグネシウム合金(残念ながら光沢は長持ちしません)の鋳物に革を張ったMercury IIは、標準的なフィルム1本で65枚を撮影できるハーフ判35mmカメラです。それまでUnivexが送り出したどの製品とも異なるだけでなく、まさに革命的な成果でした。具体的には、独自のロータリーシャッター(カメラ上部の円形の張り出しはこのためです)を備え、最高1/1000秒というきわめて正確なシャッター速度を実現しました。さらにMercuryは、フラッシュの取り付け脚との直接の接触によって作動する内蔵フラッシュ同調、すなわち今日ホットシューとして知られる機構を備えた最初のカメラでした。

ひと目でそれとわかるこの独特のデザインをいっそう風変わりなものにしていたのが、「こぶ」の両面を覆う被写界深度の表と、裏蓋の大部分を占める、露光時間を算出するための複雑な3段式の回転早見表です。一見したところ、Mercuryはおそらく、これまでに作られたなかで最も文字の多いカメラのひとつです。

最も人気が高いのは、戦前に発売されたMercury CC-1500です。当時1/1250秒を謳っていたLeitzとZeissを上回る、1/1500秒のシャッター速度を掲げました。Mercury CC-1500の製造台数は3,000台に満たないものでした。

展示機の入れ替えについて

Mercury Iを展示する以前、当館ではやや後年の型で、わずかに大きく、いくつかの新機能を備えたMercury IIを展示していました。

ご来館の前に

入館無料・どなたでもご覧いただけます

  • 開館時間月曜〜土曜:10:00〜17:30
  • 所在地Studio Harcourt(スタジオ・アルクール), 6 Rue de Lota, 75116 Paris
  • 臨時休館日
    2026年10月15日木曜日
    2026年10月21日水曜日
    2026年10月28日水曜日
    2026年10月29日木曜日
    2026年10月30日金曜日
    2026年10月31日土曜日
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