1930年代末にSawyer’s Photo Servicesが発売したView-Masterは、人々の視覚体験のあり方を一変させました。この巧妙な装置は、ステレオスライドの対を収めた厚紙製の円盤に記録された立体(3D)画像を鑑賞できるようにしたものです。観光地や人気スターを題材とすることが多かったこの象徴的な円盤は、幾世代にもわたって人々を魅了しました。
View-Master Personal Stereo Cameraは、この製品群に加わった画期的な一台でした。通常の35mmフィルムを使って、自分だけのView-Master用円盤を作ることができるようになったのです。フィルム1本で最大69組のステレオ写真を撮影でき、各自が独自の映像の物語を編むことができました。制作を助けるために、カッター、マウンター、円盤をそろえた一式のキットも用意されました。
カメラそのものは、入念な造りの証です。特筆すべきは使いやすい「Easy-indicator」で、適切な絞りとシャッター速度を直感的に設定できるよう考えられた機能です。被写体の色(明るい色から暗い色まで)を、そのときの光と天候の条件(晴れから曇りまで)に合わせるだけで、最適な設定を迷わず決めることができました。象徴的なKodak Bantam Specialを思わせるデザインをもつこのカメラは、1950年代の美意識の本質をとらえており、写真史における象徴的で時代を超えた一品としての地位を確かなものにしています。
ギャラリー
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ご来館の前に
入館無料・どなたでもご覧いただけます
- 開館時間月曜〜土曜:10:00〜17:30
- 所在地Studio Harcourt(スタジオ・アルクール), 6 Rue de Lota, 75116 Paris
- 臨時休館日2026年10月15日木曜日2026年10月21日水曜日2026年10月28日水曜日2026年10月29日木曜日2026年10月30日金曜日2026年10月31日土曜日










