ドレスデンに拠点を置くドイツのカメラメーカーIhageeが1933年から製造したExakta Aは、ロールフィルムを使う初のコンパクトな一眼レフカメラとして広く認められています。それは写真の撮り方に大きな変革をもたらしました。これほど小さなカメラで、写真家は、フィルムに写るとおりの像を見ながら構図を決められるようになったのです。
Exaktaは、同時代の多くのカメラと一線を画す独特の台形のフォルムにより、ひと目でそれとわかります。同種のカメラの大半よりもコンパクトで小さく、人間工学にも配慮した設計でした。そうした配慮にもかかわらず、Exaktaはずっしりとした重量と、頑丈なドイツの戦車にもたとえられる造りのよさを保っていました。
しかし、Exaktaシリーズを真に際立たせているのは、その注目すべき技術革新の歴史です。1933年には127ロールフィルム用として初の一眼レフとなり、1936年には35mmフィルム用として初の一眼レフであるKine Exaktaが続きました。そのすぐ後に登場したのが、1937年のソ連製GOMZ「Sport」です。従来の巻き上げノブに代わるレバー式巻き上げの導入も、重要な革新でした。Exaktaはまた、シャッターと同調するフラッシュ用接点を内蔵した初のカメラでもあります。Exaktaという名称そのものにも、設計上の欠点がないカメラであることを示す意図が込められていました。
Exaktaが登場する有名な場面として、アルフレッド・ヒッチコック監督の映画『裏窓』があります。ジェームズ・ステュアート演じるプロの写真家が、殺人を犯したかもしれない隣人をひそかに観察するためにこのカメラを使います。
展示している機種はExakta Aのタイプ1であり、1933年に製造されたごく最初期の一台です。
展示機の入れ替えについて
Exakta Aを展示する以前、当館ではやや後年の型で、フラッシュ用接点や巻き上げレバーなどの新機能を備えたExakta Bを展示していました。
ギャラリー
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ご来館の前に
入館無料・どなたでもご覧いただけます
- 開館時間月曜〜土曜:10:00〜17:30
- 所在地Studio Harcourt(スタジオ・アルクール), 6 Rue de Lota, 75116 Paris
- 臨時休館日2026年10月15日木曜日2026年10月21日水曜日2026年10月28日水曜日2026年10月29日木曜日2026年10月30日金曜日2026年10月31日土曜日














